検察官による不服申立て(抗告)の是非
再審開始決定に対して検察が不服申立てを行うことで、審理が大幅に長期化する事例が続いている。袴田事件では再審開始決定から確定まで約9年、福井女子中学生殺人事件では約13年を要した。
抗告禁止を求める立場
抗告を認めることで審理が長期化し、冤罪被害者の救済が遅れる。再審公判そのもので検察は主張・立証が可能であり、開始決定への抗告は不要。
主な支持:日弁連、再審法改正議連、冤罪被害者支援団体、議員立法を提出した野党6党 等
抗告容認・制限付き容認を支持する立場
確定判決の変更は例外的な手段であり、三審制を根幹とする法的安定性の観点から不服申立てを完全に禁止すべきではない。ただし審理期間に制限を設けることで長期化を防ぐことは検討できる。
主な支持:法制審議会答申(多数意見)、法務省、検察官委員 等





