鑑定の問題
鑑定の問題とは
科学鑑定は客観的証拠として裁判で強い説得力を持つが、その限界や誤りが冤罪の原因となることがある。DNA鑑定の技術的限界(DNA型鑑定の誤り)は別タグで扱うが、本タグではそれ以外の鑑定の問題を扱う。
### 代表的なパターン
免田事件では、警察の血液型鑑定が6〜7時間という異常な速さで結論を出しており、その信用性が再審で否定された。島田事件では、東大の古畑種基教授の法医学鑑定が有罪の根拠とされたが、再審で弁護側の複数の新鑑定により覆された。東住吉事件では、火災の原因に関する鑑定が争われた。
科学は進歩するものであり、ある時点で「正しい」とされた鑑定結果が後に覆される可能性がある。鑑定を絶対視せず、複数の鑑定を比較検討する姿勢が重要である。
用語解説
古畑鑑定東大教授・古畑種基による法医学鑑定。複数の冤罪事件で有罪の根拠とされた
制度改革の動向
鑑定資料の保全義務化、再鑑定の機会確保が議論されている。