Wizard Bible事件
Wizard Bible管理者(実名非公表)
情報セキュリティ・ハッキングに関する技術情報サイト「Wizard Bible」の管理者が、2018年3月に不正指令電磁的記録提供罪で略式起訴され罰金50万円の略式命令を受けた事件。問題とされた「トロイの木馬型マルウェアについて」の解説記事は、実際はサーバー遠隔管理等に使う一般的なsocket通信プログラムで、入門書にも載っているレベル。上原哲太郎教授ら専門家が「サイバーセキュリティ研究の萎縮を招く」と批判。管理者は検察との妥協点(記事削除)を模索したが一蹴され、2018年4月にサイト閉鎖を余儀なくされた。
情報セキュリティ・ハッキングに関する技術情報サイト「Wizard Bible」の管理者が、2018年3月に不正指令電磁的記録提供罪で略式起訴され罰金50万円の略式命令を受けた事件。問題とされた「トロイの木馬型マルウェアについて」の解説記事は、実際はサーバー遠隔管理等に使う一般的なsocket通信プログラムで、入門書にも載っているレベル。上原哲太郎教授ら専門家が「サイバーセキュリティ研究の萎縮を招く」と批判。管理者は検察との妥協点(記事削除)を模索したが一蹴され、2018年4月にサイト閉鎖を余儀なくされた。
- 事件発生
- 2017年
- 被告人
- Wizard Bible管理者(実名非公表)
- 判決
- 略式命令 罰金50万円
- 現在のステータス
- 有罪確定
- 冤罪の原因
- IT技術への理解不足・過剰規制、法令解釈の問題
タイムライン
Wizard Bibleに投稿していた少年が不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕
不正アクセス禁止法違反では処分保留となったが、同日、Wizard Bibleへの投稿記事をもとに不正指令電磁的記録作成容疑で再逮捕
Wizard Bible管理者が不正指令電磁的記録提供罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受ける
管理者は警察と記事削除での妥協を模索したが、検察はこれを一蹴。パソコン押収で仕事に支障が出たこともあり、罰金を納付してサイトを閉鎖
NHKが「『ウイルスのプログラム』公開で罰金刑 研究者から疑問の声」と報道。上原哲太郎・立命館大教授らが「同じようなプログラムは入門書にも載っており、専門知識がないと悪用は難しい」「サイバーセキュリティー研究の萎縮を招くおそれがある」と指摘
日本ハッカー協会がCoinhive事件・Wizard Bible事件を受けたセミナーを開催。平野敬弁護士、高木浩光氏らが登壇し、不正指令電磁的記録罪の「適用範囲の曖昧さ」について議論