神奈川県警交通取り締まり不正事件
匿名(不正な取り締まりで罰金刑・有罪判決等の刑事処分を受けた8人)
神奈川県警第2交通機動隊の隊員らが、2024年1月から2025年1月にかけて、速度違反や一時不停止違反の取り締まりにおいて、実際には実況見分をしていないのに虚偽の実況見分調書を作成したり、正規の追尾測定を行っていないのに測定したかのように記載した交通反則切符(青切符)を作成・行使したりする不正を繰り返していた。
2026年2月、神奈川県警はこの不正に関与した違反2716件を取り消し、納付済みの反則金約3457万円を還付すると公表するとともに、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで警察官7人を書類送検した。
2026年7月31日、横浜地検は7人のうち、中田雄一元巡査部長(42、相模原市南区、2月に懲戒免職)、佐々木大祐元警部補(44)、佐藤真司巡査長(37)の3人を虚偽有印公文書作成・同行使の罪で在宅起訴した。中田被告の起訴状によれば、隊員だった2024年1月28日、伊勢原市内の道路で速度違反を取り締まる際、正規の追尾測定をしていないのに車間距離40メートルで100メートル追尾したとの虚偽の記載をして交通反則切符を作成・行使したとされる。佐々木・佐藤両被告は、速度違反等の捜査で実況見分をしたように装い、うその調書を作成・行使したとされる。残る4人については、1人を嫌疑不十分、3人を起訴猶予で不起訴処分とした。
同日、横浜地検は、この不正な取り締まりを経て刑事処分を受けた8人が存在することも明らかにした。同地検管内で7人が罰金刑を受け、別の1人は不正な取り締まりによる違反点数の累積で免許停止処分となった後、無免許運転の罪で東京地検により公判請求され、執行猶予付きの有罪判決を受けていた。横浜地検は、この8人について検察側から再審請求を行い、無罪判決を求める方針を明らかにした(2026年8月1日時点で、実際の再審請求はまだ申し立てられていない)。
本件は、捜査機関による証拠の意図的な捏造(虚偽の実況見分調書・虚偽の測定記録)により、複数の市民が誤って罰金刑・有罪判決を受けたという点で、個人を狙った冤罪とは異なる、組織的な証拠捏造による集団的な冤罪の構造を示す事例である。検察が自ら是正に動いている点は、他の冤罪事件と異なる特色である。
神奈川県警第2交通機動隊の隊員らが、2024年1月から2025年1月にかけて、速度違反や一時不停止違反の取り締まりにおいて、実際には実況見分をしていないのに虚偽の実況見分調書を作成したり、正規の追尾測定を行っていないのに測定したかのように記載した交通反則切符(青切符)を作成・行使したりする不正を繰り返していた。 2026年2月、神奈川県警はこの不正に関与した違反2716件を取り消し、納付済みの反則金約3457万円を還付すると公表するとともに、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで警察官7人を書類送検した。 2026年7月31日、横浜地検は7人のうち、中田雄一元巡査部長(42、相模原市南区、2月に懲戒免職)、佐々木大祐元警部補(44)、佐藤真司巡査長(37)の3人を虚偽有印公文書作成・同行使の罪で在宅起訴した。中田被告の起訴状によれば、隊員だった2024年1月28日、伊勢原市内の道路で速度違反を取り締まる際、正規の追尾測定をしていないのに車間距離40メートルで100メートル追尾したとの虚偽の記載をして交通反則切符を作成・行使したとされる。佐々木・佐藤両被告は、速度違反等の捜査で実況見分をしたように装い、うその調書を作成・行使したとされる。残る4人については、1人を嫌疑不十分、3人を起訴猶予で不起訴処分とした。 同日、横浜地検は、この不正な取り締まりを経て刑事処分を受けた8人が存在することも明らかにした。同地検管内で7人が罰金刑を受け、別の1人は不正な取り締まりによる違反点数の累積で免許停止処分となった後、無免許運転の罪で東京地検により公判請求され、執行猶予付きの有罪判決を受けていた。横浜地検は、この8人について検察側から再審請求を行い、無罪判決を求める方針を明らかにした(2026年8月1日時点で、実際の再審請求はまだ申し立てられていない)。 本件は、捜査機関による証拠の意図的な捏造(虚偽の実況見分調書・虚偽の測定記録)により、複数の市民が誤って罰金刑・有罪判決を受けたという点で、個人を狙った冤罪とは異なる、組織的な証拠捏造による集団的な冤罪の構造を示す事例である。検察が自ら是正に動いている点は、他の冤罪事件と異なる特色である。
- 事件発生
- 2024年
- 被告人
- 匿名(不正な取り締まりで罰金刑・有罪判決等の刑事処分を受けた8人)
- 判決
- 被害者8人のうち7人が罰金刑、1人が無免許運転罪で有罪判決(執行猶予付き)を受けて刑事処分が確定。2026年7月31日、横浜地検が虚偽記載を行った元隊員3人を虚偽有印公文書作成・同行使罪で在宅起訴するとともに、8人について再審請求を行い無罪判決を求める方針を表明(未申立て)。
- 現在のステータス
- 刑事処分は確定済みだが、検察が再審請求の方針を表明(未申立て)
- 冤罪の原因
- 証拠捏造、裏付け捜査の懈怠
タイムライン
神奈川県警第2交通機動隊の隊員らが、速度違反・一時不停止違反の取り締まりで、実況見分をしていないのに虚偽の実況見分調書を作成するなどの不正を開始したとされる期間の起点。2025年1月まで継続。
神奈川県警が、不正に関与した違反2716件を取り消し、納付済みの反則金約3457万円を還付すると公表。虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで警察官7人を書類送検した。
横浜地検が、書類送検された7人のうち中田雄一元巡査部長(42、2月に懲戒免職)、佐々木大祐元警部補(44)、佐藤真司巡査長(37)の3人を虚偽有印公文書作成・同行使の罪で在宅起訴。残る4人は1人が嫌疑不十分、3人が起訴猶予で不起訴。同日、この不正な取り締まりで罰金刑・有罪判決等の刑事処分を受けた8人について、検察側が再審請求を行い無罪判決を求める方針を明らかにした。