1948年、熊本県人吉市で祈祷師夫婦が殺害された事件。免田栄は別件逮捕後に拷問で自白を強要され、死刑判決が確定。6回の再審請求を経て、1983年に日本初の死刑確定囚の再審無罪判決を勝ち取った。逮捕から34年。
1948年、熊本県人吉市で祈祷師夫婦が殺害された事件。免田栄は別件逮捕後に拷問で自白を強要され、死刑判決が確定。6回の再審請求を経て、1983年に日本初の死刑確定囚の再審無罪判決を勝ち取った。逮捕から34年。
- 事件発生
- 1948年
- 被告人
- 免田 栄(めんだ さかえ)
- 判決
- 確定審:死刑 / 再審:無罪
- 現在のステータス
- 無罪確定
- 冤罪の原因
- 見込み捜査、自白強要
- 支援
- 日本弁護士連合会
タイムライン
熊本県人吉市で祈祷師夫婦が殺害、娘2人が重傷。現金が奪われる
窃盗容疑で逮捕。3日後に強盗殺人で再逮捕。拷問・脅迫により自白を強要される
熊本地裁八代支部が死刑判決
福岡高裁が控訴を棄却
最高裁が上告を棄却
死刑が確定
最初の再審請求を提出
西辻孝吉裁判長がアリバイを認めて再審開始を決定
法医学鑑定をめぐる新たな証拠を根拠に請求
1979年9月27日、福岡高裁が第6次再審請求に基づき再審開始を決定。血液型鑑定の信用性を否定
1980年12月11日、最高裁が検察の特別抗告を棄却。死刑確定囚に対する初の再審開始確定
熊本地裁八代支部で再審公判開始
1983年7月15日、熊本地裁八代支部がアリバイの成立を認め無罪判決。免田は即日釈放。死刑囚として初の再審無罪
2020年12月5日、福岡県大牟田市の介護施設で老衰のため死去。95歳
事件に関わる言葉
裁判官・当事者・家族・支援者・訴追機関などによって記録・公表された発言のうち、 この事件の理解に重要なものを引用しています。
本人手記より要レビュー獄中にいる頃、私は多くの死刑囚を刑場に見送った。一人一人の最後の言葉を聞き、握手を交して来た私は、この国から死刑だけはなくしたいと思った。
34年6か月の獄中生活を綴った著書。戦後日本で初めて死刑囚から再審無罪を勝ち取った本人による手記。
出典:『免田栄獄中ノート 私の見送った死刑囚たち』 免田栄 著 / 2004年 / p.要確認
参考リンク
参考文献
袴田事件(最高裁差戻し)と布川事件(国賠勝訴)を巻頭特集。甲山事件・小石川事件・天竜林業高校事件・倉敷民商事件・和歌山毒カレー事件なども収録。燦燈出版。
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