泉大津コンビニ窃盗事件
匿名
2012年6月16日午前2時31分、大阪府泉大津市のコンビニエンスストアで、客を装った男がレジから現金1万円を奪って逃走する事件が発生した。同年8月7日、現場付近に住んでいた土井佑輔さん(当時21歳)が窃盗の被疑事実で逮捕された(当初は強盗容疑での捜査だった)。逮捕の根拠は、自動ドアのガラス面から採取された指紋が一致したことと、防犯カメラの映像が似ていたことのみだった。
土井さんは一貫して否認したが、同年8月28日に窃盗罪で起訴された。取調べでは「おまえがやったんやろ!」「クズが!」「警察なめたらあかん」といった威圧的な言動があったとされる。保釈が認められるまでの身体拘束は302日間に及んだ。
決め手となったのは、起訴後に弁護人の要求で開示された防犯カメラ映像だった。数日分の映像を土井さんの母親が自ら精査したところ、事件の5日前にあたる6月11日に土井さんが入店した際、指紋が検出された場所と完全に一致する自動ドアのガラス面へ指を押し当てている場面が映っていた。指紋は事件当日ではなく、その5日前に付いたものだったことになる。
2014年7月8日、大阪地裁岸和田支部は無罪判決を言い渡し、検察官が控訴しなかったため同月23日に確定した。
事件発生から約10年が経過した2022年3月、警察が「真犯人」とみられる別の男性の存在を明らかにし、大阪府警は誤認逮捕であったことを認めて土井さんに初めて謝罪した。代理人の平山正和弁護士は「ずさんな捜査で逮捕、起訴した警察、検察の姿勢には到底納得できない。約300日間も勾留された事実は変わらない」とコメントしている。
2012年6月16日午前2時31分、大阪府泉大津市のコンビニエンスストアで、客を装った男がレジから現金1万円を奪って逃走する事件が発生した。同年8月7日、現場付近に住んでいた土井佑輔さん(当時21歳)が窃盗の被疑事実で逮捕された(当初は強盗容疑での捜査だった)。逮捕の根拠は、自動ドアのガラス面から採取された指紋が一致したことと、防犯カメラの映像が似ていたことのみだった。 土井さんは一貫して否認したが、同年8月28日に窃盗罪で起訴された。取調べでは「おまえがやったんやろ!」「クズが!」「警察なめたらあかん」といった威圧的な言動があったとされる。保釈が認められるまでの身体拘束は302日間に及んだ。 決め手となったのは、起訴後に弁護人の要求で開示された防犯カメラ映像だった。数日分の映像を土井さんの母親が自ら精査したところ、事件の5日前にあたる6月11日に土井さんが入店した際、指紋が検出された場所と完全に一致する自動ドアのガラス面へ指を押し当てている場面が映っていた。指紋は事件当日ではなく、その5日前に付いたものだったことになる。 2014年7月8日、大阪地裁岸和田支部は無罪判決を言い渡し、検察官が控訴しなかったため同月23日に確定した。 事件発生から約10年が経過した2022年3月、警察が「真犯人」とみられる別の男性の存在を明らかにし、大阪府警は誤認逮捕であったことを認めて土井さんに初めて謝罪した。代理人の平山正和弁護士は「ずさんな捜査で逮捕、起訴した警察、検察の姿勢には到底納得できない。約300日間も勾留された事実は変わらない」とコメントしている。
- 事件発生
- 2012年
- 被告人
- 匿名
- 判決
- 無罪確定
- 現在のステータス
- 無罪確定
- 冤罪の原因
- 客観的証拠の欠如、目撃証言の問題
タイムライン
午前2時31分、大阪府泉大津市のコンビニエンスストアで、客を装った男がレジから現金1万円を奪って逃走した。
現場付近に住んでいた土井佑輔さん(当時21歳)が窃盗の被疑事実で逮捕された。当初は強盗容疑で捜査されていた。逮捕の根拠は自動ドアのガラス面から採取された指紋の一致と、防犯カメラ映像との類似のみだった。
否認を続けたまま窃盗罪で起訴された。取調べでは「おまえがやったんやろ!」「クズが!」等の威圧的な言動があったとされる。保釈までの身体拘束は302日間に及んだ。
起訴後、弁護人の要求で開示された数日分の防犯カメラ映像を土井さんの母親が精査し、事件の5日前(6月11日)に土井さんが指紋の検出場所と完全に一致する自動ドアのガラス面へ指を押し当てている場面を発見した。
大阪地裁岸和田支部が無罪判決を言い渡した。
検察官が控訴しなかったため、無罪判決が確定した。
事件発生から約10年が経過し、警察が「真犯人」とみられる別の男性の存在を明らかにした。大阪府警は誤認逮捕であったことを認め、土井さんに初めて謝罪した。代理人の平山正和弁護士は「ずさんな捜査で逮捕、起訴した警察、検察の姿勢には到底納得できない」とコメントした。