南風原強盗致傷事件
赤嶺武(あかみね たけし)
2009年4月16日、沖縄県南風原町のパチンコ店景品交換所に何者かが侵入し、女性従業員の腕をロープで縛ってけがを負わせ、現金600万円を奪った強盗致傷事件。同年6月11日に赤嶺武氏が逮捕されたが、7月2日に釈放。2010年1月25日に検察が赤嶺氏の自宅等を捜索し、2月17日に起訴された。赤嶺氏は一貫して無罪を主張。有罪認定の核心は、赤嶺氏宅から押収された上着に付着した唾液のDNA型が被害者と一致したとするDNA鑑定であった。弁護側はこのDNA鑑定について、鑑定結果の解釈に問題があると主張して信頼性を争ったが、那覇地裁は「鑑定は信頼できる」として懲役8年の判決。赤嶺氏は即日控訴したが、福岡高裁那覇支部も一審を支持。2018年7月10日付の最高裁第一小法廷(深山卓也裁判長)の決定で上告棄却となり、懲役8年が確定した。元裁判官・木谷明、弁護士・佐藤博史・岡島実らが共著で本事件のDNA鑑定の問題点を論じた『南風原事件 DNA鑑定と新しい冤罪』(現代人文社、2013年)が出版されている。
2009年4月16日、沖縄県南風原町のパチンコ店景品交換所に何者かが侵入し、女性従業員の腕をロープで縛ってけがを負わせ、現金600万円を奪った強盗致傷事件。同年6月11日に赤嶺武氏が逮捕されたが、7月2日に釈放。2010年1月25日に検察が赤嶺氏の自宅等を捜索し、2月17日に起訴された。赤嶺氏は一貫して無罪を主張。有罪認定の核心は、赤嶺氏宅から押収された上着に付着した唾液のDNA型が被害者と一致したとするDNA鑑定であった。弁護側はこのDNA鑑定について、鑑定結果の解釈に問題があると主張して信頼性を争ったが、那覇地裁は「鑑定は信頼できる」として懲役8年の判決。赤嶺氏は即日控訴したが、福岡高裁那覇支部も一審を支持。2018年7月10日付の最高裁第一小法廷(深山卓也裁判長)の決定で上告棄却となり、懲役8年が確定した。元裁判官・木谷明、弁護士・佐藤博史・岡島実らが共著で本事件のDNA鑑定の問題点を論じた『南風原事件 DNA鑑定と新しい冤罪』(現代人文社、2013年)が出版されている。
- 事件発生
- 2009年
- 被告人
- 赤嶺武(あかみね たけし)
- 判決
- 一審:懲役8年(2011年9月、那覇地裁)→ 控訴棄却(2016年12月、福岡高裁那覇支部)→ 上告棄却・確定(2018年7月10日付、最高裁第一小法廷・深山卓也裁判長)
- 現在のステータス
- 有罪確定(冤罪を主張)
- 冤罪の原因
- 鑑定の問題、DNA鑑定の解釈誤り
タイムライン
沖縄県南風原町のパチンコ店景品交換所に何者かが侵入。女性従業員の腕をロープで縛ってけがを負わせ、現金600万円を強奪
赤嶺武氏が強盗致傷の容疑で逮捕
赤嶺氏が釈放される
検察が赤嶺氏の自宅などを捜索。上着に付着した唾液のDNA型鑑定が有罪立証の核心に
赤嶺氏が強盗致傷罪で起訴。赤嶺氏は無罪を主張
那覇地裁が「被告宅から押収された上着に付着した唾液のDNA型が被害者と一致するとした鑑定は信頼できる」として懲役8年の判決。赤嶺氏は即日控訴
福岡高裁那覇支部が一審判決を支持し控訴棄却
最高裁第一小法廷(深山卓也裁判長)が上告棄却の決定。懲役8年が確定
事件に関わる言葉
裁判官・当事者・家族・支援者・訴追機関などによって記録・公表された発言のうち、 この事件の理解に重要なものを引用しています。
本人手記より私は、絶対にやっていません。みなさん、信用してください、お願いします。
書籍『南風原事件 DNA鑑定と新しい冤罪』に収録された本人の発言
出典:『南風原事件 DNA鑑定と新しい冤罪』 木谷明・佐藤博史・岡島実 著
参考リンク
参考文献
沖縄県南風原町のパチンコ店景品交換所での強盗致傷事件について、DNA鑑定の信頼性の問題を中心に論じる。元裁判官・木谷明、弁護士・佐藤博史、岡島実の共著。一審判決(懲役8年)後に出版。
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