警察官ネコババ事件
スーパーマーケット経営者の妻(匿名)
1988年、大阪府堺南署の巡査が拾得物の現金15万円を着服。署は身内の不祥事を隠蔽するため、現金を届けた女性に濡れ衣を着せ、8人の専従捜査班を編成して組織ぐるみで犯人に仕立て上げようとした。妊娠中の女性に執拗な取調べを行い逮捕状も請求したが、検察の疑念と産科医の反対で却下。読売新聞の報道で問題が発覚し、大阪府警本部の再捜査で巡査の着服が認定され冤罪が晴れた。署長は引責辞職、巡査は懲戒免職。女性は民事訴訟で勝訴し慰謝料200万円を全額冤罪防止運動団体に寄付した。
1988年、大阪府堺南署の巡査が拾得物の現金15万円を着服。署は身内の不祥事を隠蔽するため、現金を届けた女性に濡れ衣を着せ、8人の専従捜査班を編成して組織ぐるみで犯人に仕立て上げようとした。妊娠中の女性に執拗な取調べを行い逮捕状も請求したが、検察の疑念と産科医の反対で却下。読売新聞の報道で問題が発覚し、大阪府警本部の再捜査で巡査の着服が認定され冤罪が晴れた。署長は引責辞職、巡査は懲戒免職。女性は民事訴訟で勝訴し慰謝料200万円を全額冤罪防止運動団体に寄付した。
- 事件発生
- 1988年
- 被告人
- スーパーマーケット経営者の妻(匿名)
- 判決
- 起訴なし(逮捕状請求も却下)
- 現在のステータス
- 冤罪晴れる
- 冤罪の原因
- 証拠捏造、見込み捜査、組織的隠蔽
タイムライン
2月6日、スーパー経営者の妻が店内で拾った15万円入り封筒を堺南署槙塚台派出所に届出。巡査が着服
3日後、女性が堺南署に確認の電話。署員は「受理していない」と回答
署長の指示で8人の専従捜査班を編成。女性を犯人に仕立て上げる方針を決定
妊娠中の女性に対し自白を厳しく迫る。女性はノイローゼに陥る
堺南署が逮捕状を請求するも、産科医の反対と検察の疑念により却下
読売新聞記者が事件を取材し社会面に特集記事を掲載。大阪府警が事態を把握
大阪府警が事件を堺南署から捜査第二課に移管し再捜査
3月25日、再捜査の結果、巡査の着服を認定。女性の冤罪が晴れる
署長:引責辞職、副署長・警ら課長:戒告・更迭、巡査:懲戒免職(起訴猶予)
女性の家族が大阪府警を提訴。府警が請求を認諾し慰謝料200万円。女性は全額を冤罪防止運動団体に寄付
参考リンク
参考文献
1988年の警察官ネコババ事件を取材した読売新聞大阪社会部によるルポ。妊娠中の女性に濡れ衣を着せた堺南署の組織的隠蔽の実態を描く。
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